食物アレルギーの治療と100% organic diet

Title: Treatment of food allergy and the 100% organic diet  (written by Ai) 

 

Wed, October 06, 2021 - Thu, October 07, 2021

 

オリジナルの記事はこちらから

 

 

*****

 

 

以下には、食物アレルギーについての記載があります。症状の出方には、個人差がありますので、あくまで一般論としてお読みください。

 

以下もご参照ください。

「100%オーガニック食生活と五感の回復(Ai)」

 

 

 

 

皆様、こんにちは。Aiです。

 

以下、心身の症状の背景に食物アレルギーの関与が疑われる場合に、当院でお勧めしていることをまとめてみました。

 

*****

 

日本では現在、アレルギーが増えていると言われています。心身の症状の背景に食物アレルギーが疑われる場合、これまでは何にアレルギーがあるか調べ、その食材を食事から抜く、ということが一般的でした。

 

しかし、最近では、そのようにしていると、アレルギーになっている食材が多すぎて、食べられるものがとても少なくなってしまうことがあります。また、食材だけでなく、添加物等にアレルギーがある場合でも、用いられている食材を探って除いていくだけだと、食べられる食材がとても減ってしまうことがあります。

 

すると、栄養に偏りが生じることがあり、逆に体調をくずす危険もあります。

 

当院では、食物アレルギーが疑われる場合、治療のためには、順番があると考えており、次のステップを踏むことをお勧めしています。

 

ステップ 1.

最初に、ご自身のタイミングで覚悟を決めて、100%オーガニックの食生活(100% organic diet)を試されることをお勧めしています。

 

まず食材を100%オーガニックに変えてみて、食材の栽培・飼育・製造の過程で、人為的に加えられたもの(例えば、R基準に記載したような人為的に操作されたもの。以下、人為的なもの、と記載)にアレルギーがあったのかどうか、明らかにするためです。

 

オーガニックに食を変えると、アレルギーが改善することが知られています。また、100%オーガニック食生活に変えると、アレルギーだけでなく、体調が大きく改善することが知られています。ですが、ずっと上向きに改善し続けるというよりは、しばらくすると、ある程度改善の程度に目途が付き、改善のカーブがフラットになり、体調が落ち着いてきます。その回復のカーブを再び上げるには、個々の食材の栽培方法・飼育方法を見直し、種を農薬による種子消毒しているものから、消毒なしの種を選んだり、堆肥の成分や飼料に人為的なものが入らないものを選んだりすることが役立ちます。そのようにしながら、オーガニックの純度を上げ、回復の様子を見ていきます。

 

 

ステップ 2.

その先に、さらに体調が上がった状態で、再び体調が落ち着き、100%オーガニック食生活の体調改善のピークがやってきます。

 

その時点で、アレルギーが疑われる食材について、一つ一つ食事から抜いて2週間ほど体調の変化をみたり、単品で食べてみて、体がどのように反応するか見ていきます。アレルギー検査も有用ですが、保険診療で行うと項目が限られていることがあるので、検査だけに頼らず、一つ一つ体の反応を見ながら探っていきます。

 

100%オーガニックに食を変えていくと、五感が回復してくるので、食材に対する体の反応が繊細にわかるようになってきます。このことも、ステップ 2で体の声を聴くには有利に働きます。

 

(消費者のレベルで)できうる限りオーガニックの純度を上げた状態で食物アレルギーを調べていきます。ですので、この時点で個々の食べものにアレルギーが起きていることがわかったら、それが体様の声であった、と受け入れることができます。

 

その食材に思い入れがあったり、完全に手放すことが難しいと感じたら、「今は、この食材をお休みしてみよう。」と自分に話しかけ、一時的に手放してみて、自分の心と体がどのように変わるか様子を見ることもできます。

 

そのプロセスを見ていると、人為的なもので生じているアレルギーと、純粋に食物アレルギーで生じるアレルギーの出方、症状や強さには違いがあることに気づかされます。

 

これは個人的な印象ですが、個人差はあるものの、人為的なものが原因で生じている食物アレルギーは、非常に強く、免疫系をかき乱し、日常生活を大きく損なうほどのものになりうる印象があります。それが、純粋に食べものの成分が原因で生じている食物アレルギーにも影響を与えていると推測されます。

 

*****

 

 

不思議ですが、アレルギーの原因になっている物質や食物が一つ一つ減っていくと、残っている食物アレルギーとその体の反応が、大きくはっきりと見えてくることがあるのです。

 

なぜだろう?と不思議に思って考えているうちに、ラジオのノイズで喩えられるかも、と思いつきました。

 

体の中の免疫系の乱れた状態を、ラジオのノイズのようなものに喩えてみます。隠れていた食物アレルギーの症状が、元々聞きたい音とします。ノイズの原因となるものが一つ一つ解消されていくと、少しずつ、元々あった音がよく聞こえるようになります。

 

その背景には、免疫系の乱れが調ってくると、それに伴って五感が回復してくるので、体がNoという反応を出しやすくなるのではないか、と推測しています。症状を把握しやすくなったり、隠れていたアレルギー見つけやすくする、という意味でも、ステップ1で100% オーガニック食生活に変化させることには、意味があります。

 

*****

 

 

100%オーガニックに食生活を変えたある難病の患者さん。元々和食中心の生活でしたが、カルボナーラ・パスタ、ふわふわしたパン、生クリーム系の甘いもの、コーヒー、特に牛乳を入れたカフェオレ等も大好き、という方でした。コーヒー豆もこだわって上質のものを選んでいた女性でした。

 

100%オーガニック食生活で症状が大きく改善しました。オーガニックの食材は体に合っており、おいしいと感じました。五感が回復してきたので、食べものをよりおいしいと感じられるようになり、ほぼ外食ができなくなっても、逆に食への満足感が増えたと感じていました。

 

100%オーガニック食生活による症状の改善(ステップ1)がある程度落ち着いたので、ステップ2に入ることにしました。

 

まず、この患者さんは、小麦を2週間除いた食生活をすることにしました。最近、あれほど大好きだったパンやパスタを食べても、なぜか小麦をおいしいと感じられなくなっていたので、その時に購入していた小麦粉の種類のせいなのか、小麦そのものを体が受け付けていないのか、不思議に思っていたからです。小麦を抜いた食生活を始めて一週間経った頃、体がすっきりとして、体調がさらに回復し、五感がさらに回復していることを体感しました。二週間経つと、それがさらにはっきりしてきました。このようにして、小麦にアレルギーがあったことがわかりました。

 

五感がさらに回復すると、牛乳を飲むと、牛乳を体が受け付けなくなっていると感じました。乳脂肪分をこれまでよりも、脂っぽく感じたのです。また、砂糖をなめると、体がかゆくなる経験をしました。砂糖の中でも、より精製した砂糖にアレルギーが強く、黒糖にはそれほどアレルギーがないことを体感しました。そのようなことはこれまで経験したことがありませんでした。牛乳と砂糖を各々2週間ずつ抜いてみると、さらに体が楽になってきました。そこで、これらの食材にも、アレルギーがあったことがわかりました。

 

その次には、コーヒーを飲むと、体がかゆくなりました。コーヒーへのアレルギーを疑い、2週間コーヒーを抜きました。すると、さらに体調がすっきりとし、体が動くようになり、頭が回るようになり、この頃には自然と体重が減ってきました。

 

この患者さんは元々、なるべく食べられる食材を減らしたくない、という思いで100%オーガニック食生活を選んでいたのです。ですから、次々とこれらの食材に食物アレルギーが明らかになった時、この患者さんはどのようにそれを受け止めるのだろう、と私は思っていました。

 

すると、この患者さんは言いました。

 

「私はこれまで、好き嫌いなく何でも食べられると思ってきました。それがいいことだと思って、自負してもいました。

 

今回手放した食材は、元々私が大好きだと思っていたもの。今でも好きだと思います。でも、それらを感謝と共に手放すと、体が楽になり、息を吹き返すようです。

 

体が声を上げてくれていたのに、これまで私は気づくことができませんでした。せつないです。やっと声を上げられるようになったこの体の声を聞き届けてあげたいです。

 

私はこれまで、Noと言うことが苦手で、自分の気持ちを飲み込んで、無理やり相手の意に合わせてきました。その結果が、今の深刻なアレルギーがベースになった難病の持病です。体が身動きを取れなくなってしまったのです。

 

一つ、また一つ、体がNoという食べものを感謝しながら手放していくと、次の隠れていたアレルギーが浮き出るように出てくる。私の体の中にあった無理をした生き方の課題が浮き出てくるようにも感じます。体が大切なことを私に教えてくれているのです。食べられるものが減ってしまうので工夫は必要ですが、それもまた、新しい生き方と工夫として、楽しみます。幸い、100%オーガニック食生活にしてから、食材の旨味をより感じるので、ありがたいことに、おいしいものが好きな私でも、全く困りません。

 

先日、小麦フリーになって、一か月経ちました。たまたま数か月前に注文していたオーガニックの小麦で焼いたパンが、忘れた頃に届いてしまったのです。小麦そのものにアレルギーがあるのか、小麦粉の種類や栽培方法が合わないのか、調べるよい機会だと思い、試しにパンを食べてみたのです。すると、薪窯で焼いたとってもおいしいパンなのですが、やっぱり、頭が回らなくなる感じが生じ、体が重くて怠く、胃が重い感じが生じたのです。肌もまた荒れてしまいました。前日はあれほど体が軽く、生理が軽くなったと喜んでいたのに、小麦を戻して半日経つと、生理が重くなってしまいました。残念ですが、小麦にもアレルギーがあるのだなぁ、と納得し、即小麦フリーに戻しました。

 

どこまで食材が減るのかわかりませんが、100%オーガニック食生活を最初にしていたので、食材そのものにアレルギーがあることが、本当にわかります。ですから、私はこの食物アレルギーを受け入れ、人生を前に進めなければなりません。この食物アレルギーを、私は感謝して受け入れます。

 

アレルギーは体の中にある戦いのようです。体の中に戦いがなくなると、無理がなくなるので、次第に小食になり、自然と体重が減ってきました。

 

私は現時点では、これらの食物アレルギーに対し、抗アレルギー剤などを用いることは希望していません。自然な形で体が落ち着くまで、付き合っていきたいと思います。」

 

 

私はそのお話をお伺いしながら、アレルギーを通して、自分を受け入れる、という大切な学びを得ているご様子に、アレルギーを敵にしない生き方を学ばれているようにも思いました。

 

食は、宇宙からのいただきものだと感じます。これからも、食を通して、スピリチュアルな学びにつながるお手伝いをしていこうと思います。

 

 

 

 

 

註:

「転載」の際には、必ず著作権者の許可が必要となりますので、当院のブログ記事を転載されるときには、どうぞ事前にご一報くださいね。